株式会社カマハラ鋳鋼所
製品を作るための最初の部門。
鋳鋼品を作製するためには、必ず「型」が必要となります。加工が容易で取り扱いが便利な木型(木の模型)を、木材や発泡を使って製品の寸法通りに作製します。
木型を基に、溶鋼を流し込むための砂型を作ります。
特殊な樹脂を使用して固まった砂型から木型を抜き出したものに溶鋼を流し込むもので、様々なノウハウ(抜け勾配や伸び尺等)が詰まっており、製品の形状を総合的に考えた形にする必要があり、鋳造技術の根幹となる部門です。
加工用機械を使っての整形加工、溶接、研磨作業。
製品を寸法通りに整形し、出荷できる状態にする部門です。溶接班、加工班、サンダーショット班の3部門に分かれ、ターニングや横中ぐり盤といった大型の機械設備を使った加工作業や半自動溶接機等を使用する溶接作業、製品の表面形状を整えるグラインダー作業など各製品の最終工程を行います。
製品に求められる基準を満たしているかを検査する部門です。取引先との立合検査などを行う部署で、当社での立会検査や先方の造船所や工場にて検査業務を行います。
主な業務は、製品の図面を基に行う寸法検査や各製品毎に指定されている材質や強度を確認する材料検査、製品の内部欠陥の有無を確認する非破壊検査など製品が出来上がる過程で必要なあらゆる検査を行います。